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活用事例

医療法人鉄蕉会 亀田総合病院

12年間の運用実績と信頼、院内の医薬品情報管理を統括して担うJUS D.I.
常に最先端をひた走る医療界のICTトップランナー

太平洋を眼前に臨む、まるでリゾート地のようなロケーションに位置する亀田メディカルセンター※。
※亀田総合病院を中心とした医療サービスの総称

その核(コア)となる亀田総合病院は、全34の診療科、一般病床865床、精神52床、さらに救命救急センター、総合周産期母子医療センターなどを有する、高度急性期医療に対応した基幹施設。地域がん診療連携拠点病院、基幹災害医療センターほか千葉県で最も公的医療サービス指定を受けている民間の医療機関でもある。

薬剤部部長 舟越 亮寛 氏
薬剤部部長 舟越 亮寛 氏

薬剤部DI科主任 川名 真理子 氏
薬剤部DI科主任
川名 真理子 氏

さらに、地域医療の入り口ともいえるプライマリケアを担当する亀田クリニックや、在宅療養ならびに在宅復帰支援を担うリハビリテーション専門施設、関連法人が運営を行う介護老人保健施設など、亀田グループの波及効果は、医療のみならず、地域の介護福祉・ネットワーク作りにまで貢献している。

2000年に医療機関初となるISO9001認証を取得、さらに2009年には日本初の国際医療認証(JCI)を取得。医療機関における先進的な取り組みといえば、「真っ先に思い浮かぶ病院」と言っても過言ではない。そんな同院だが、なかでも1995年、世界に先駆けて本格的に電子カルテを導入するなどICT化の先進性・先見性には目を見張るものがある。

医療界のICTトップランナーにとって、医薬品情報一元管理システム「JUS D.I.」はどう捉えられているのか。同院薬剤部の舟越氏、川名氏にお話をうかがった。

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JUS D.I.の迅速な情報収集・加工力が医薬品の安全使用強化にまで
貢献

「JUS D.I.の導入は12年前です。当時、当院で新規に本格的な医薬品情報管理システムを導入する運びとなり、各社より販売しているシステムの特徴を伺い、最終的に検討候補となった3、4社からJUS D.I.を選ばせていただきました。当時、採用するにあたっての必須条件としては、既に運用していた電子カルテシステムから閲覧を可能にすることがありました。この点については、システム管理室で検証し、問題ないことが確認されました。そして、JUS D.I.の機能において最も有用であると評価した箇所は、毎日最新の情報に自動更新されるというところですね」(川名氏)。

「当時、添付文書などの医薬品情報のデータ更新は、年4回程度提供されるCD-ROMで行っていたため、タイムラグがなく、常に最新の情報に更新されるメリットへの評価は非常に大きかった」。そう話す川名氏は、作業内容について、次のようにも指摘する。「JUS D.I.導入前に行っていたCD-ROMでの医薬品情報更新メンテナンスは、CD-ROMにある医薬品情報と当院採用薬を更新の度毎に手作業で紐づける作業を行っており、非常に多くの労力を要していました。JUS D.I.導入後は、常に最新の添付文書情報が閲覧できる利点だけでなく、メンテナンスにおいても採用時に一度マスター登録してあれば、更新ごとの紐づけ作業は不要であり、作業時間の大幅な削減ができました」。
「さらに一覧表作成などの医薬品情報の加工においても、JUS D.I.導入前は添付文書情報の各項目をコピー&ペーストで作成しており、手作業による間違いのリスクがあったが、JUS D.I.導入後は、医薬品と添付文書の項目を選択すると一覧表の作成ができるため、正確性の向上や作業時間の削減ができました」。
「JUS D.I.を導入したことで業務内容自体が大きく変わりましたね。事務的なメンテナンスの時間が削減され、代わりに、フォーミュラリーの内容の充実など、DI業務の質向上にむけた業務にシフトできています」。

この川名氏の意見を受け、舟越氏は「当院の医薬品情報管理が新たなステップへ踏み出す契機にもなった」と語る。

「本来、添付文書などの情報から作成した資料を院内へ通達するには、『収集』『加工』『評価』『提供』の4つのステップが必要なのですが、以前は『収集』『加工』で物理的にほぼ限界でした。DI担当が丸一日フルにかかりっきりで取り組んでも全項目は厳しいのです。そこで病院はだいたい二つに分かれます。『諦めてやらない』か、うちのように『厳しくても必死に夜遅くまで』のどちらかに。そんな状況だったのが、JUS D.I.の導入により『収集』『加工』までのプロセスが非常に簡略化されたことで、『評価』と『提供』に使える時間が大幅に増えました。情報の質も確実に向上しています。さらに言えば、平成24年度からは5つ目のステップとなる『観察・モニタリング』まで、病棟、ドクターと連携して実施するようになっています。これにより、薬事委員会で決められた院内ルールがしっかりと守られているか、また、ルールを遵守したうえで副作用等の問題は起きていないか、などフィードバックについても確認できるようになり、医薬品の使用における安全面の管理がより強化されるようになりました」。

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院内独自の使用基準やプロトコルなど新たな情報の作成・共有にも
貢献

導入にあたっては、最善のシステムとして認知されたJUS D.I.。だが、それは決してゴールではない。JUS D.I.導入後も、続々登場する新たなシステムとの比較検討は、継続して行われている。

川名氏によれば、「ICTに限らず、当院の姿勢としては、何に対しても常に新しい情報を収集し、最高水準の医療を提供できるよう吟味し続けています」とのことで、これは昔から変わらない、いわば『亀田の文化』のようなものと言えそうだ。

そんな状況下で12年間、運用され続けてきたJUS D.I.。この点について川名氏は、大きく3つのポイントを挙げる。
「導入の大きなきっかけとなった『常に最新の医薬品情報を入手できる』こと。これは以降のシステムと比べても相変わらず突出しています。また、『現場の要望に対する柔軟でフットワークの軽い改善・更新』も大きいです。使い勝手の向上に関する意見・提案は、随時、日本ユースウェアシステム様に直接、あるいはスズケン様を通して依頼をしております。これまでに、インタビューフォームやRMPなど多くの貴重な情報を実装していただきました。また、周産期母子医療センターのある当院では、ドクターの強い要望から、胎児への危険度がどれくらいのカテゴリーなのかが目安としてわかるようにFDA Pregnancy categoryをJUS D.I.の機能を活用して閲覧できるよう、DI室でメンテナンスを行っています。このFDA Pregnancy categoryの表示箇所を分りやすくして欲しいといったものにもご対応いただきました。フットワークの軽さでは、改善要望だけでなく、『毎日更新される情報への対応の迅速性』もあります。医薬品情報の軽微な表記ミスなどはほぼ即時に修正していただけます」。

こうした川名氏の話を受け、取材に同行していた日本ユースウェアシステムの山内取締役営業部長は次のように話す。
「そもそもJUS D.I.の開発の原点は、利用者、データの提供者、システムの作り手の三者が、その存在を相互に意識できるシステム構築にあります。言い換えれば、三者が密接な距離感を保ち、常に迅速な意思疎通が行える環境が伴って初めて、信頼に足る、本気で使い込めるシステムへと進化、発展が遂げられると私どもは考えています。今回、お話をうかがいまして、開発に対する当初からの姿勢が、現在のJUS D.I.への高い評価につながっているものと嬉しく受け止めております」。

システム自体の優位性はもちろんだが、それを向上させ続けるために必須となる、素早く、的確なフォローアップが可能な開発体制を意識的に採り入れているというJUS D.I.に対し、川名氏は「現状で強く改善を希望している点というのは、正直ほぼないですね」と語る。

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医薬品フォーミュラリーほか院内の全医薬品情報はJUS D.I.で
一元管理

同院でのJUS D.I.の活用は、単に電子カルテに付随した薬剤情報の提供にとどまらない。平成27年度の第4回JASDIフォーラムで川名氏が講演されているが、新薬導入のプロセスにおいてもJUS D.I.が関与しているという。「新薬導入の際、薬事委員会に提出する医薬品評価の資料は、添付文書やインタビューフォームなどにより、DI室が作成しています。この内容を評価した結果、適正使用を行うにあたって何らかの安全対策を要すると判断された医薬品(たとえば、処方対象患者の選択が必要な医薬品や特定の患者群における安全性に懸念がある医薬品など)については、亀田総合病院の安全対策に関する院内ルールが付加され、それらを含めて薬事委員会で有効性、安全性、経済性、合理性の4つの視点から審議され、採否が決定されています」。

「こうして採用された医薬品については、JUS D.I.の薬剤の画面を開けば、安全対策として実施している院内ルールも閲覧できるようにしています。また、同システムの『お知らせ』のページを活用して、薬事委員会の審議結果を掲載し、院内全体への情報提供も行っています。こちらでは、薬事委員会でどういった審議がなされ、採用あるいは削除されたのかが開催日ごとにわかるようにしています」。

電子カルテ初期画面左上部にある「医薬品集」ボタンをクリックするとJUS D.I.が起動する
電子カルテ初期画面左上部にある
「医薬品集」ボタンをクリックすると
JUS D.I.が起動する

JUS D.I.は亀田総合病院における医薬品情報の重要な役割を担っており、薬剤師は勿論、医師、看護師、医事課の事務職等幅広い職種に利用されている。このため活用頻度も非常に高い。
「当院では、JUS D.I.へのアクセスは、電子カルテの立ち上げ画面から直接開けるようインターフェースをカスタマイズしています。また、電子カルテのオーダー画面においては、選択した医薬品の情報がワンクリックで閲覧できるようにしています」(川名氏)。

導入、活用、管理、評価と『院内の医薬品情報を一手に担う』と言っても過言ではないほどにJUS D.I.を活用されている亀田総合病院。舟越氏は、2017年4月より創設される地域医療連携推進法人制度に関連し、システムのネットワーク化はますます重要性を増すことから、JUS D.I.が地域医療に貢献できるよう発展する事を期待している。

取材・文:岩井浩(メディカルライター) 医療、薬事、介護などの分野で幅広く活躍。近著に「市販薬は成分表示だけ見ればいい」「医薬品販売実務コンパクトブック」等。

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医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
病院概要
名称:
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
住所:
千葉県鴨川市東町929
開設:
1948年1月
病床数:
917床
Webサイト:
http://www.kameda.com/
JUS D.I.導入年月:
2005年3月

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